第5話:損切りできないとたった一度の失敗で大金を失う。それがFXの怖さ。

2008年9月。最初の週に大負けして損失がついに100万円を突破。

まだまだネバーギブアップを心に抱く僕も、さすがに前回お話した時の恐怖心からしばらく取引枚数を一万枚へ下げ「やはりスキャルピングはリスクが高い」と新たなトレードスタイルの模索に入りました。

初心に戻って「損小利大」を目指すも、しかし、なかなかうまくいかず、勝ったり負けたりで、利益は寧ろ減る一方。と言っても取引枚数が少ないのと、これまでの損失が大きすぎて、あまり損している感覚はありませんでしたが…。

そんな完全に麻痺したままの金銭感覚で、リベンジ達成を果たすべく、チャンスを待っていた僕にようやくビッグウェーブが訪れます。

それはリーマン・ショック。2008年9月15日月曜日、米大手証券会社リーマン・ブラザーズの破産が発表されました。
発表直後はそれほど相場は動かなかったので「あまり大したことないのかなー」などと呑気に構えていたら、とんでもないことが起こります。


ついに始まる円キャリートレードの巻き戻し

僕がFXを始めた4月は、サブプライムショックから市場が立ち直りを見せている最中でした。
一瞬のドル円100円割れから、2008年8月15日、お盆の110円辺りまで、上昇トレンドを描いていました。
そして、そこから一転して現在まで下落トレンドが続いていることは、今更言うまでもありません。

その下落トレンドがついに始まったのですが、その開始時はインパクト大でした。

2008年の10月。すさまじいドル円、クロス円の大暴落が何度も起こることになります。

一度目は事なきを得ました。

興味のある人は、過去に書いた記事2008年10月6日の過去最高の日給11万円にびっくりと翌日10月7日の大負け!昨日のボーナスはほとんど残らず。をご覧あれ。

とにかくすごい相場だったと記憶しています。

しかし、本当にすごかったのは10月24日。
その数日前、21日、22日もポンド円が10円以上も下げるすごい相場だったのですが、一日置いて、この日はもっとすごかった。
ポンド円が一日で20円暴落し、NYダウ先物取引は一時取引中止、最強のサーバー安定度を誇るマネーパートナーズさんの取引画面が一時フリーズしたほど。

多分、この日だったかな? 「FXで億万長者になる!」という僕のおバカな妄想にFXの神様が止めをさしたのは(笑)。
しばらく茫然自失。もう何もやる気がおきなくなったのを覚えています。


相場に絶対はないことを身をもって知る

ドル円の100円割れはない。

僕は2008年の9月までそんな風に自分なりに信じていました。
というのも、それまでの経験から(といっても4月からの半年w)、どれだけ米国経済に対するやばい噂がささやかれても、あまりドル円は動かず、また下落したとしても結局またもとの値に戻ったりして「やっぱ、アメリカは世界の中心だし、ドルは基軸通貨だし、そう簡単には変わらないよねー」みたいな感想を抱いていたからです。

実際、リーマンショックの際も、ドル円が100円を割ったのは一瞬だけ。半年で110円まで戻してます。

そして何よりも、僕が自信を強めていたのは、巷でよく知られている「FX○年間無敗」とかいう肩書きを持つカリスマFXトレーダーが某FXサイトで書いていたコラム。

名前は忘れましたが、その人も「ドル円の100円割れはない」と断言していました。

そんなこんなで、とにかく僕はドル円の100円割れはない、あるいは割れてもまたすぐに戻る!という自信があったわけです。

前述の10月6日、10月7日のクロス円大暴落も結局ドル円は100円割れ寸前でとどまりましたし、その後、100円割れの局面があったのですが、やはりすぐ100円台を回復しています。


そんな風にしてドル円の記録的な大暴落期間、10月20から24日を迎えたわけですが…。
10月20日くらいだったかな?
もう覚えていませんが、何か「ここだ!」と思える局面があったんでしょうね。102円くらいだったように記憶しています。

僕は「勝負!」とばかり、これまでの失敗と反省はどこへやら、結構軽い気持ちでたいした戦略も抱かず、ドル円ロングでエントリー。が、その瞬間からあっという間にドル円は100円割れ(笑)。

当然、損切りをするタイミングは完全に逃し、そして懲りずにナンピンもやりました。だって前回の100万円負けたのだって結局損切りしてなければ儲かっていたわけで、そのことがやはりまだ脳裏にあったんでしょうね。

しかし、2013年現在まで、一向にドル円は100円台を回復していません。


そうです。
今度こそついに「損切しない戦略」が完全に崩壊したわけです(笑)。


たった2度の失敗で300万の損失。それがFXの怖さ

2008年10月20日から24日の間に行った、たった一度の取引で僕は200万円程ロストしました。過程は覚えていません。

ただ、損切りしたのは10月24日で、2,3日、ひたすらドル円が100円台回復するのを青ざめながら祈っていたのだけは覚えています(笑)。
しかし、その甲斐はなくさらにドル円は暴落し、10月24日、一度91円くらいまで落ちて、94円くらいまで戻った際にあわてて決済ボタンを押した瞬間も、いまだに脳裏に焼きついています。

そして、もうすでにトータルでのマイナスが300万を超えているにもかかわらず、まだ意地汚く、その日のすさまじい乱高下に乗じて、一稼ぎをもくろみ、今度こそ本当のトドメ! とばかり追加で20万、30万失ったことも(笑)。

だから「FXで300万失った」とありますが、実際はそれ以上です(笑)。


たった一度や二度の失敗で大金を失う可能性のあるマネーゲーム。それがFX。

FXで300万円失ったと聞いて、FX未経験者の方は「どんだけ負けたんだよ、バカじゃないの? こいつwww」と思った方は多いと思います。

バカであることは認めます(笑)。
ええ、バカです。大バカです。笑いたければ、いくらでも笑ってください(涙)。
でも、これだけは知っておいてください。


損失の大半は二度の失敗によるもの。


だということ。


大きくリターンを求めればそれだけリスクも大きい。当然のことですね。
それは言い換えれば、一瞬で大金を稼ごうとすれば、逆に一瞬で大金を失う可能性がある、ということです。

そして、FXに限らず、投資というマネーゲームは、誘惑が大きく、つい大きなリスクをとりたくなります。一瞬で大金を得ようとしてしまいます。
なぜなら、時にうまくいくから。うまくいきそうな気がするから。

実際、僕もうまく言っている時期があって調子に乗っていたわけです(笑)。


とにかくFXは怖い。


でも………。


今も僕はFXを続けています。


次回、その理由と、そしてFXを続けるメリット、FXで大損しないための僕なりの秘訣をまとめて、この悲喜劇wの語を終えたいと思います。

次が最終話です。


[投稿日:2012年12月27日]

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管理人プロフィール

1973年生まれの男。
2016年4月でFX9年目に突入。
2008年の大負け(300万)は、2014年10月でようやくチャラにすることができました(長かった……)。
こんなダメな奴でも必死に食らいついていれば、きっといつかは勝てる日が来る。それがFXの魅力だと思います。
現在、FXで月100万を目指して奮闘中です。

FX初心者の時の大惨事を今は何とか笑って振り返ることができるようになりました。まとめ記事を書きましたので、興味のある方はぜひ、読んで失笑してみてくださいw。

序:FXを始めてたった半年で300万円大負けした話まとめ
第1話:FXバーチャルトレードでの成績はあてにならない
第2話:「損小利大」だけではFXで勝つことはできない
第3話:損切りしない戦法で月10万以上稼げるようになるものの…
第4話:FX破産への近道それは「ナンピン」
第5話:損切りできないとたった一度の失敗で大金を失う。それがFXの怖さ。
最終話:敗北から得たものと今もFXを続けている理由

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