第4話:FX破産への近道それは「ナンピン」

2008年9月8日前後の日足チャート

2008年9月。ここからFXの本当の恐ろしさを知ることになります(笑)。


まず、前回のまとめとして、6,7,8の3ヶ月間は、大体月10万程度の利益を得ましたよ、という話でした。

そして9月4日。今までで最高に日に4万円近くの利益を得ることに成功! 

大体、僕の取り引き時間は一時間程度でしたから、日給どころか時給4万円!
でも、僕の目指しているのは、あくまで億万長者であって(笑)、あまりうれしくはなかったんです。トータルでもマイナスでしたし。

そこでとるべき方法は三つしかありませんでした。

一つは、取引時間を増やす。

本業もあるので、一日にFXに取れる時間は2時間くらいが限度。だから限界ぎりぎりまでやっても月20万くらいしか稼げないことになります。
億万長者には一生なれそうもありません(バカ)。

おまけに僕のトレードスタイルはスキャルピング。一瞬のチャンスを逃さないために取引画面を凝視しっぱなしで、それを3ヶ月もやれば眼精疲労も相当なものに(笑)。

なので、取引時間を増やすという選択肢は却下でした。

2つ目はトレードスタイルを改める、というもの。

10万通貨の取引で月10万ってことは大体一月に100pipsしか取れていないことになります。一日平均3pips程度。当時のマネーパートナーズのドル円のスプレッドは4pipsでしたから、明らかにリターンよりもリスクの大きいトレードスタイル。おまけに非効率的。それくらいの自覚は当然ありました。

しかし、一応、時給数万円儲けていたわけで、なかなかそのトレースタイルを変えるというのはなかなか踏ん切りがつきません。

よって、最後にたどり着いた結論。取引枚数を上げる。

当時の取引記録を見ると、取引枚数を10万通貨から20万通貨に増やしたのは2008年9月5日。
そして、その日を境に取引記録が中断することになりました(笑)。


■ 素人が絶対やってはいけないナンピン

はっきり言って、僕は昔から運が良くありません。
誰もやりたくないクラス委員にくじで頻繁に選ばれたり、カラオケで歌っているときにやたらと注文をもって店員さんが入ってきたり、地味なものばかりですが、とにかく小さな不運によく遭遇します。

そして、9月5日。その日も、その当時は小さくはない、そして今となってはまだまだ「小さな不運」だと思えることがおきました。

ポジション持ったら一度も利益が乗ることなく、一直線に損失が膨らんでいく展開に…。

いやいや、いきなりそれはないだろーっと突っ込みたくなりましたよ、ほんと(笑)。

でも、最初は心臓をバクバクさせながらも「いや、どうせまたすぐ元に戻るんだろう?」って感じでもあったんです。

ちなみに9月5日は金曜日。雇用統計の発表がある日です。

予想よりも悪い数字が出た雇用統計の結果を見て、僕はすぐさまドル円ショートでエントリー。
しかし、なぜか、その日は週末ということもあってか、利益確定のドル買いが優勢に。なんとその日のうちに一気に107円台まで上昇してしまいます。

105円半ばで20万通貨のショートで107万。30万の損失です………と言いたいのですが、実は105,90円くらいでナンピンしちゃっていましたw。

だって、雇用統計悪い数字でたんだから、上昇しても絶対106円は超えないって普通は思うじゃないですか!(バカw)。

というわけで、実際はマイナス60万。

6,7,8の3ヶ月、眼精疲労と戦いながらコツコツと積み上げた利益30万。
その倍の損失が、たった一日の、いえ、たった一度の過ちででるなんて、不運以外の何があるというのか!

何かが音を立てて頭の中で崩れていくような感覚だったのをよく覚えています。

許容範囲を超える損失にもかかわらず、金曜日の内には損切できず、徹夜でNY時間のクローズドまでドル円が下がるよう祈り続けていました。せっかくの土日も全くリラックスできなかったことは言うまでもありません。

そして、月曜日9月8日。よりにもよってこんなときに限って、土日の間に発表されたとある情報もあってドル円、クロス円は更に値が上がっていて109円弱。

100万くらいのマイナスでした。

もう頭クラクラ、土日の間、苦しかったこともあって、あっさり投了。とにかく苦しみから解放されたかったんです(泣)。


冷静に考えるとFXの損益は運では決まらない

実は、この9月5日に行ったというナンピンという手法、これまでも2度、3度、使っていました。
そしてうまくいっていました。時に損失を少なくしたり、あるいはチャラにしたりで、損切りせずにこれまで利益を上げ続けられてきたのは、むしろ「運がよかった」んだと、今、改めて思います。

まあ、取引枚数を増やしたときに限っていきなりこんなに相場が動くなんて(また、こんな時に限って土日にドル買いの材料が入ってくるなんて!)という、いろいろ神様に文句を言いたい気持ちもありましたが(笑)、結局、僕の「損切しない」という最悪の戦略が、いつかは悲劇を招くことは明らかであって、その悲劇がたった100万円のマイナス(合計120万)ですんでいること自体、寧ろ運が良いのではないか?

とにかく当時の僕はそう思うことにしました。そしてFXはきっぱりやめよう。

一時はそう考えたのですが、やはり悔しくて再びリベンジを果たすべくFXを続けることになります。

なぜなら、その一週間後の9月15日。


結局ドル円は105円を割り込むことになるからです!


そのとき思ったことは「くっそー! やっぱり損切りしなければ良かった!」でしたw。

全く、成長のない男です。

そして、更に損失を拡大させていきます。

第5話に続きます。


[投稿日:2012年12月26日]

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管理人プロフィール

1973年生まれの男。
2016年4月でFX9年目に突入。
2008年の大負け(300万)は、2014年10月でようやくチャラにすることができました(長かった……)。
こんなダメな奴でも必死に食らいついていれば、きっといつかは勝てる日が来る。それがFXの魅力だと思います。
現在、FXで月100万を目指して奮闘中です。

FX初心者の時の大惨事を今は何とか笑って振り返ることができるようになりました。まとめ記事を書きましたので、興味のある方はぜひ、読んで失笑してみてくださいw。

序:FXを始めてたった半年で300万円大負けした話まとめ
第1話:FXバーチャルトレードでの成績はあてにならない
第2話:「損小利大」だけではFXで勝つことはできない
第3話:損切りしない戦法で月10万以上稼げるようになるものの…
第4話:FX破産への近道それは「ナンピン」
第5話:損切りできないとたった一度の失敗で大金を失う。それがFXの怖さ。
最終話:敗北から得たものと今もFXを続けている理由

FX初心者はこちら

FXって何?という人はこちらから読んでみてください。

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