5分でわかるミラートレーダーの仕組みとストラテジーの選び方

3か月ほど前、FXプライムbyGMOの選べるミラートレーダーを少し体験してみて「結論として使えない」みたいなことを書いたのですが、あの後も実は、ひそかに少額ですが、資金をミラートレーダーでテスト運用していました。

1か月だけのつもりだったテスト運用ですが、他のことが忙しくて、いつの間にかすっかり忘れてしまい、つい運用が3か月に伸びてしまいました。先日そのことをふと思い出し(笑)、久々にミラートレーダーの取引画面にログインしてみてびっくり。

なんと、プラスの運用成績ではないですか!

といっても30万の証拠金で、3か月の運用で1万円ほどの利益。儲かったと言うほどではないですが、全く期待していなかっただけにちょっとうれしい気持ちになりました。

ミラートレーダーとは?

ミラートレーダーについて全く知識のない人に1から説明すると、要するにミラートレーダーとは、世界中のプログラマーが作った自動売買システムと、投資家とのマッチングシステムのこと。

投資家(つまり私たち)は、システムトレード(自動売買)をやりたい、と思った場合、まずプログラミングの知識を身につけ、自分でプログラムを作成する必要があり、非常のハードルが高いです。

が、ミラートレーダーを使えば、他人、例えば、日本の専業FXトレーダーや、アメリカの大学で物理学を学んでいる生徒や、あるいはシンガポール在住の元外資系ファンドマネーシャーが作成した自動売買プログラム(ストラテジーと言います)を、無料で使わせてもらって、自動売買、つまり放ってらかしのらくちんトレードをすることが可能になります。

ミラートレーダーはイスラエルのTradency社が提供するシステムで、日本のFX業者数十社に採用されていて、他人(FX上級者)のトレードを鏡のように真似ることができることからMirror Traderという名がついています。

ミラートレーダーの始め方

ミラートレーダーの始め方は、ミラートレーダーを採用しているFX業者に口座を開設していれば、無料で使うことができます。

ちなみに日本のFX業者はTradency社からサービスの提供を受けているため、どこのFX業者を使っても条件は全く同じです。

なので、ミラートレーダーを始めようと思った場合、自分の好きなFX業者で口座を開設すればいい、ということになります。

以下の説明では、筆者が口座を開設しているFXプライムbyGMOの「選べるミラートレーダー」の画面を用いて解説しますが、取引画面も当然、どこの業者でも同じです。

まずはストラテジを選択する

まず、適当なFX業者で口座を開設したら、ミラートレーダー特設サイトが用意されていると思いますので、そこへ移動します。

ミラートレーダーその1

そこで、ストラテジーランキングなど、ストラテジーの検索ができるようになっていると思うので、そこから、多くのトレーダーに人気があったり、過去の運用成績が良かったりと、「これだ!」と思えるストラテジーを検索ます。

ミラートレーダーその2

取りあえず、ここでは、一番人気の「FX001」というストラテジーを選択してみます。
黄色の選択ボタンを押すと以下のような画面が表示されます。

ミラートレーダーその3

ちなみにミラートレーダーでは、最低取引枚数5000で、1000通貨単位で増減可能になっています(どこの業者を使っても同じです)。

最大保有枚数が4とあるのは、シグナルが発生したら、買い増しやナンピンを4回まで行いますよ、という意味。
つまり4回ポジションを持つ場合は、1ロット5000通貨の初期設定のままなら、2万通貨での取引になるので、表示されている証拠金の目安には注意しましょう。

ちなみに選べるミラートレーダー失敗談でも書きましたが、少ない証拠金で運用したいがためにこの最大保有数に変更を加えないことをお勧めします。

というのも、そのストラテジーがドルコスト平均法(ナンピン)などを行う設定だった場合、そのストラテジーを作った人の想定通りのトレードが行われず、運用成績が著しく悪くなる可能性があるからです。

話を続けますが、ストラテジーを選択し、確認ボタンを押すと、取引画面の右側のポートフォリオの部分に、選択したストラテジーが追加されているはずなので、確認しましょう。

ミラートレーダーその4

勿論、ストラテジーの追加は、特設サイトからだけでなく、取引画面のストラテジー検索からでもいつでも可能です。

ミラートレーダーその5

後は、そのストラテジーが、設定されてあるシグナルに従って、勝手にエントリーと決済を繰り返してくれるので、僕たちはただまっているだけでOK。システムトレード生活の始まりです(笑)。

ストラテジーの選び方

ストラテジーは、勿論、ストラテジーランキングから選ばなくても、自分で勝手に探して、それを選んでも良いのですが、ミラートレーダーに登録されているストラテジーは300種類を超えていますので、はっきり言って、一つ一つのストラテジーの特徴を吟味・調査していくのは骨が折れるどころか、資金運用を始める前に心が折れますのであまりおススメできません(笑)。

それにミラートレーダーのストラテジーは、その中身(どういったシグナルで買いや売りを判断しているのか)がブラックボックスになっていて、見れないようになっています。

要するに、個々のストラテジーがどのようなタイミングでエントリーしたり決済したりするのかが公開されていないということです。

ストラテジーにはそれぞれ個性があります。

上級者なら、過去の取引履歴等から、ある程度、そのストラテジーの特性は推測できるものの、初心者の方はなかなかわかりづらいと思います。

なので、少なくとも、ある程度なれるまでは、人気があって、多くの人が利用しているストラテジーを選んでおいたほうが無難です。

また、ストラテジーには、それぞれ得手不得手があります。
例えば、トレンドフォロー型のストラテジーはトレンドが発生している時には、大きく利益を伸ばしてくれますが、レンジ相場には弱いです(逆も同じことが言えます)。

そういうわけで、一つのストラテジーに頼るのは、リスクが高くなります。

ミラートレーダーの基本的な使い方は「複数のストラテジーでポートフォリオを組むこと」です。
一つのストラテジーの取引枚数を増やすよりも、たくさんのストラテジーを選択し、ポートフォリオに組み入れたほうが、リスクは分散できます。

どれを選んでいいかわからないという初心者の人は、FXプライムbyGMOの「選べるミラートレーダー」の場合なら、ストラテジーパックが用意されているので、とりあえずそれで試してみましょう。

3か月の運用体験から得たストラテジーの選び方

僕は一応、3か月ほどミラートレーダーを運用しましたので、その体験も踏まえて、ストラテジーの選び方について補足したいと思います。

ミラートレーダーの場合、ポートフォリオの組み方次第で儲かるか損するかが決まります。
そういう意味では、ポートフォリオに加えるストラテジー選びは慎重に慎重を重ね必要があります。

ストラテジー選びにおいて、最も重要だと思われるのは損大利小タイプは絶対に選ばないということ。

裁量トレードでも損大利小のトレードはダメと言われていますが、ストラテジーの中にも、勝率重視で小さく利食いを繰り返し、負ける時に大きな損失を出すタイプがいます。いわゆるコツコツドカンタイプです。

そういったタイプをポートフォリオに加えるのは、リスクが高くなり他のストラテジーの利益を相殺してしまう恐れがあります。
ちなみに僕の3か月の運用(5つのストラテジー)で、損失を発生させていたのはたった一つのストラテジーで、間違いなくコツコツドカン型でした(笑)。

他の4つのストラテジーが3か月間安定してプラスの運用成績だったのに対し、そいつ一人で600pipsのマイナスと一人負けの状態でした。100pipを超える損失を連発状態で(笑)、もっと早く気づいていれば、もう少し儲かったので、すっかり忘れてしまっていた自分を殴ってやりたい気分です(笑)。

ちなみに、損大利小タイプは圧倒的に短期タイプが多いです。年間の取引回数が多いタイプですね。

ストラテジーのランキングを見ても、年間取引回数200回上の短期タイプは収益率年間トップ100には一つも入っていません

このことからも、ミラートレーダーでは中・長期タイプ(年間取引回数200以内)のストラテジーを選ぶべし、と言えるかもしれません。

そういう意味では、先ほど試しに選んだ「FX001」という名のストラテジーは年間の取引回数が187回と多めで、勝率50%を越えているものの、平均利益(80,99pips)よりも平均損失(93,48)が若干上回っていることからも、やや利小損大のリスキーなタイプと言えるので、選択しないほうが良いかも知れません。

ミラートレーダーその6

また、前回の記事で痛い目にあった「MorningBull」というストラテジーは「ナンピンをするタイプ」と書きましたが、取引履歴をじっくり見てみると、ナンピンではありませんが、とにかく4つポジションを持ち、同時に決済する傾向のあるストラテジーであることがわかります(前述したように、こういうタイプは最大保有ポジションを減らすと不具合が生じます)。

ミラートレーダーその7

ちなみに、各ストラテジーの詳細(ストラテジーカード)については、特設サイトでも取引画面でも、ストラテジー名をクリックすることで、損益チャート、損益統計、現在の保有ポジション(他の投資家のものを含む)、取引履歴、そしてストラテジーを作った人の説明(ほとんどが英語)などをを見ることができます。
選んだストラテジーを稼働させる前に必ずチェックしておくべき項目なので、忘れずに見ておきましょう。

あと、おススメのストラテジーですが、ネットで口コミ情報を調べた限り「Third Brain FX」や「Quick Shift」というストラテジーが優秀だそうです。
なので、これからミラートレーダーを始める人は、この2つを中心にポートフォリオを作成してみるといいかもしれません(負けても責任は持てませんがw)。

ミラートレーダーまとめ

最後に3か月運用してきて、ミラートレーダーについてわかったことをまとめておきます(偏見を含む)。

また、おススメの業者ですが、前述したように、どこのFX業者を選んでも、大差ないようです。
システム自体はイスラエルのTradency社が提供しているものなので、業者の間で差別化はしにくいようです。

なのでこれからミラートレーダーを始めるなら、個人的には、Trandecy社と提携関係にあり、提供ストラレジーの数が他社よりも優れているインヴァスト証券のシストレ24、ミラートレーダー業者の中でスプレッドとスワップ金利が最強のセントラル短資FXの2択かな、と思っています。

追記:残念ながら選べるミラートレーダーは2016年10月22日(土)午前6時をもって取り扱いを終了するようです。

ミラートレーダーは新たな可能性を与えてくれる?

ミラートレーダーは裁量トレードが苦手な人でも、収益を上げることのできる人気のサービスです。
24時間、常に取引画面とにらめっこ、なんてこともする必要もありません。

ただし、選んだストラテジーの運用成績は、定期的にチェックし、成績の振るわないストラテジーは即刻取り換えるなど、メンテナンスは必須です(うっかりしていると、僕のようになりますw)。

ストラテジーの選択とその管理が肝という点では、エントリーや利食い、損切りのタイミングのうまい下手が重要になってくる裁量トレードとは、求められる能力は全く違っていると言えます。

裁量トレードで勝てなかった人でも、ミラートレーダーでは勝てる可能性があるので、そういった人は、一度挑戦してみる価値はあると思います(勿論、最初は少額から)。

ただ、ミラートレーダーの特性上、短期間で大きく稼ぐことはできない(どちらかというと中長期の安定運用向け)と思われるので、その点には注意が必要です。


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