オプションの防戦売りとは?

今週の初めに言っていたユーロ円の売り。113円を少し超えたあたりで仕掛けましたが、一度も利益が乗ることなく損切りでしたw。

どうも、今週は、僕の相場観とは逆にユーロ買い、と見ていた投資家が多いようでした。もっと勉強が必要ですね……。


ところで、今週、ドル円が84円を超えそうで超えなかった。何度も、83,90くらいまで上昇する場面があったにもかかわらず、いずれも84円近くまでいくと、戻されるという展開。

どうも、オプションが絡んだ防戦売りが激しかった模様。


FX関連のニュースやメルマガで、オプション絡みの防戦売りって言葉をよくきくけど、これって一体どういったものなのか。


FXプライムのネコさんの記事が非常にわかりやすかったので、FXプライム非会員の方のために一応、まとめておきます(かなり脚色してますw)。

まずオプションとは「ドルを85円で買う権利」などの、権利の売り買い等のこと。

買う権利をコール、売る権利をプットと呼びます。まあ、この辺りは具体例をあげて見ます。

・現在ドル円が82,40円とします。


・某投資銀行(以下A銀行)は一ヵ月後のドル円が80円以上、85円以下になることを想定していて、それで一儲けをたくらんでいたとします。


・なので、A銀行は「一ヶ月後にドル円を85円で一億ドル売る権利(これを85円ストライクのドルプットオプションと呼ぶ)」を買う


・でも現在82円台なのに、無料で85円で売る権利をゲットするなんて虫が良すぎる(82円台のときに85円ショートポジションを作れるわけで、こういう場合をインザマネーと呼びます。当然、逆はアウトオブザマネー)。


・インザマネーの場合、アウトオブザマネーの時より、当然、高いプレミアム(料金)を支払う必要があります。この場合、その時の時価で、100万ドル当たり280万円、一億ドルだと2億8000万円、支払う必要があったとします。


・でも、A銀行は、当然、、できれば支払い額を少なくしたい(2億8000万以上の利ざやを得るためには、一ヵ月後ドル円は82,20以下である必要がある)。当然、このままだとオプションを購入するありがたみがほとんど無いので、ドル円が80円以下になったら、上記の権利が消滅するオプション(これをノックアウトと呼ぶ。逆はノックイン)を追加。
ちなみに、ノックイン・ノックアウト等は、プレミアムを安くするための付帯条件のようなもので、これらを追加することで、プレミアムを安く見積もることが可能になります(他にもプレミアムを安くする、あるいは相殺するためのオプションがあります)。

とにかく、これでかなりプレミアムは安くできた(どのくらい安くなるのかわかりませんが、仮に一億円になったと仮定します)。そして後は結果を待つだけ。

で、一ヵ月後のオプション満期時になり……。

・予想が当たり、ドル円が80円から85円の間の場合。


A銀行はオプションをエクササイズ(行使する)。つまり、85円で一億ドル売ることに成功。つまり、85円で一億ドルのドルショートポジションを作ったことになり、現在、85円以下なので、すぐに買い戻せば、利益が出る状態。
しかし、84円以下でないと利益でない(プレミアム料金一億円支払っているので)ことに注意。


・ドル円が85円以上の場合


A銀行はオプションをエクササイズしない。つまり、85円で200万ドル売る権利を放棄(ドル円85円以上の状態で85円ショートポジションを作る人はいない)。当然、プレミアム一億円の丸損。


・80円以下にになった場合。


A銀行は、ノックアウトオプションを付加しているため、当然、オプションをエクササイズ「できない」。この場合も、プレミアムの丸損。


なので、当然、A銀行は、ドル円が80円を割れそうになったら大量の買い注文を発注してそれを防ぎにかかり(防戦買い)、ドル円が85円を超えそうになったら逆に防戦売りを仕掛けたいと考えます。


勿論、どの程度の金額で行うか、あるいは実際に行うのかは、状況次第。リスクとリターンの兼ね合いで、変わってきます。


というのも、FX市場は莫大な金額が動いていて(一日の取引量2兆円程度?)、どんなに投資資金が豊富な銀行やヘッジファンドでも(あるいは一国家ですら)、単独では相場の動きを支配できないといわれているからです。
この辺りが、少し株式市場とは違うところ。話はそれましたが。


でも。

上記のようなオプションを購入しいるのがA銀行だけでなかった場合は、話が別。彼らが同時に防戦買いや防戦売りを仕掛けた場合、大量の資金が相場の流れをコントロールしてしまいます。

勿論、今週の84円での防戦売り、といわれているものも、実際に防戦売りがあったのかどうかは定かではありません。あくまで噂というか推測なんだと思います。


でも、実際にチャートを見ていた自分としては「ああ、きっと、防戦売りが行われてるんだろうな」と漠然と思っていました。ものすごい勢いで83,90くらいまでいくのに、そこに到達すると一気にストーン。

そういうのが何回も続きましたから。


つくづくFXというのは、流れに乗ること、流れを見極めること、そして何よりもリスク管理が大切なんだな、と再認識させられた一週間だったように思います。


いやー。ほんと、FXって難しい!

[投稿日:2011年02月19日]

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管理人プロフィール

1973年生まれの男。
2017年4月でFX10年目に突入。
2008年の大負け(300万)は、2014年10月でようやくチャラにすることができました(長かった……)。
こんなダメな奴でも必死に食らいついていれば、きっといつかは勝てる日が来る。それがFXの魅力だと思います。
現在もFXで月100万を目指して奮闘中です。

FX初心者の時の大惨事を今は何とか笑って振り返ることができるようになりました。まとめ記事を書きましたので、興味のある方はぜひ、読んで失笑してみてくださいw。

序:FXを始めてたった半年で300万円大負けした話まとめ
第1話:FXバーチャルトレードでの成績はあてにならない
第2話:「損小利大」だけではFXで勝つことはできない
第3話:損切りしない戦法で月10万以上稼げるようになるものの…
第4話:FX破産への近道それは「ナンピン」
第5話:損切りできないとたった一度の失敗で大金を失う。それがFXの怖さ。
最終話:敗北から得たものと今もFXを続けている理由

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